まだ走るから大丈夫と感じていても、古い車を所有し続けることで思わぬリスクが生じることもあります。
「修理費が増えてきた」
「燃費が悪くなった」
「故障が心配」
と、買い替えの判断がつかずに迷っている方も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、古い車に乗り続けるリスクを解説します。また、買い替えに適したおすすめのタイミングや、後悔しないための見極め方も詳しく紹介します。
この記事を読めば、今の車を乗り続けるべきかどうかを判断できるようになるので、愛車の扱いに迷っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
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| 店舗URL | 大阪本店 茨城石岡店 埼玉川口店 兵庫伊丹店 沖縄豊見城店 |
| 営業時間 | 10:00〜19:00 |
| 連絡先 | 【大阪本店】 050-1722-0393 LINEでのお問い合わせ 【茨城石岡店】 050-1722-6066 LINEでのお問い合わせ 【埼玉川口店】 050-1721-3939 LINEでのお問い合わせ 【兵庫伊丹店】 072-707-2665 LINEでのお問い合わせ 【沖縄豊見城店】 050-3133-1347 LINEでのお問い合わせ |
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古い車の定義
「古い車」と一口に言っても、その基準は人によって異なります。ここでは、古い車とされる2つの基準を解説します。
- マイナーチェンジ前の車
- 10年落ち以上の車
それぞれ詳しくみていきましょう。
マイナーチェンジ前の車
メーカーが新型車を投入する際、フルモデルチェンジ前にされるのがマイナーチェンジです。この変更を境に、同じ車種でも旧型のモデルは市場価値が下がりやすくなり、古い車と見なされることが多くなります。
マイナーチェンジ前のモデルは、以下のような理由で古さを感じさせます。
- 安全装備や燃費性能が新型より劣るから
- 内外装のデザインが古臭く見えるから
上記の理由から、マイナーチェンジをきっかけに買い替えを検討する人も少なくありません。
10年落ち以上の車
登録から10年以上経過した車は、一般的に古い車とされます。これは、10年落ちを境に以下のような変化が見られるためです。
- 車検費用や修理コストが増える
- 部品の供給が難しくなる
- 自動車税や重量税が増額される
上記以外にも、10年落ちの車は査定額の大きな減点対象になることが多く、売却時のリセール価格も大きく下がります。
古い車に乗り続けるのはリスクがある？
愛着がある車を長く乗り続けることにはメリットもありますが、一定の年数が経過した車両にはデメリットもあります。ここでは、古い車に乗り続けることで起こり得る5つの主なリスクを解説します。
- 10年を超えると税金が高くなる
- 修理の頻度が増える
- 修理部品が手に入りにくくなる
- リセールが悪くなる
- 燃費が悪くなる
それぞれ詳しくみていきましょう。
10年を超えると税金が高くなる
ガソリン車・ディーゼル車ともに、登録から13年・18年を超えると自動車税・重量税が増額されます。これは、グリーン化税制の影響で、環境性能の低い車への課税が強化されているためです。
結果として、毎年の維持費が新車・低年式車に比べて高くなり、所有コストが増大します。
修理の頻度が増える
年数が経つにつれ、エンジンやブレーキ、足回りなどの主要部品に経年劣化が見られるようになります。故障の発生頻度が高くなり、修理費用もかさんでしまいます。
特に、10年を超えると、エアコン・電子系統・電装部品の不具合が増えるという声も多く、突然の出費に備える必要があるでしょう。
修理部品が手に入りにくくなる
年式が古くなると、メーカーの部品供給が終了する場合があります。その結果、修理の際に代替部品を探すのに時間がかかったり、費用が高額になったりすることがあります。
特に、輸入車や限定車は部品の取り寄せに時間がかかることも多く、日常使用に支障をきたすでしょう。
リセールが悪くなる
10年を超えた車は、市場での評価が大きく下がる傾向にあります。走行距離や外装の状態が良くても、年式が古いという理由だけで査定額が大幅に低くなるケースも珍しくありません。
再販価値が下がると、次に車を買い替える際の頭金としての資産価値がほとんど期待できなくなります。
燃費が悪くなる
エンジンや燃料系統の劣化により、燃費性能が新車時よりも落ちます。また、10年以上前の車はそもそも燃費基準自体が現在よりも緩く、環境性能でも劣ります。
毎月のガソリン代がかさむだけでなく、排ガス規制が厳しい地域では乗り入れ制限がかかることもあるため、注意が必要です。
以下の記事では、車を廃車にするとお金になるのか解説しています。返ってくる還付金の種類やいつ受け取れるのかも解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
古い車に乗り続けるメリット
年式が古い車にはデメリットもありますが、乗り続けることで得られるメリットも存在します。最大のメリットは、新車を購入するよりもコストを抑えられる点です。
また、長年乗ってきた車には操作感や乗り心地の慣れもあり、精神的な安心感や愛着も大きな要素です。「古いけど自分には合っている」と感じる人も多いでしょう。
さらに、自動車保険の等級が高い状態で維持されている場合、古い車は月々の出費を抑えやすくなります。
古い車に乗り続けるコツ
古い車でも、適切なケアを続ければ安全かつ快適に乗り続けられます。ここでは、長く乗るための具体的なコツを4つ紹介します。
- 消耗品はなるべく早めに交換する
- 定期的にメンテナンスを受ける
- 屋根がある場所で保管する
- 急ブレーキ・急発進をしない
それぞれ詳しくみていきましょう。
消耗品はなるべく早めに交換する
オイル・バッテリー・ブレーキパッド・タイヤなど、消耗部品は定期的な交換が欠かせません。特に、古い車は部品の劣化が早く進みやすいため、早めに交換することが大切です。
突然に故障しないようにするためにも、状態を定期的に確認しましょう。
定期的にメンテナンスを受ける
法定点検や車検だけでなく、半年〜1年ごとの定期メンテナンスを受けることで、異常を早期発見できます。小さな不具合の段階で対処すれば、大きな修理費や走行不能などのリスクを回避できるでしょう。
また、整備記録を残しておけば、将来的に車を売却する際の信頼性にもつながります。
屋根がある場所で保管する
直射日光や雨風にさらされ続けると、ボディや樹脂パーツ、内装の劣化が早く進みます。屋根付きの駐車場やガレージで保管することで、塗装やゴム部品の劣化を防ぎ、見た目の劣化も抑えられます。
屋外駐車しかできない場合は、ボディカバーを活用するのも効果的です。
急ブレーキ・急発進をしない
車に無理な負荷をかけない運転を心がけることも、長持ちの秘訣です。急ブレーキや急発進は、エンジン・ミッション・サスペンションなどに負担をかけ、故障の原因にもなりやすくなります。
穏やかな加減速と安全運転を意識することで、部品寿命を延ばし、燃費の改善にもつながります。
古い車から乗り換えるおすすめのタイミング
車は長く乗るほど愛着が湧くものですが、維持費や安全性の観点から、乗り換えた方が得になるタイミングも存在します。ここでは、古い車から乗り換えるおすすめのタイミングを3つ解説します。
- 3・5・7年の車検のタイミング
- 年数・走行距離が大台に乗るタイミング
- 生活環境が変わったタイミング
それぞれ詳しくみていきましょう。
3・5・7年の車検のタイミング
車検は新車購入から3年後、以降は2年ごとに実施されます。その中でも「3年・5年・7年」のタイミングは、車の価値や使用状況に応じて乗り換えを検討する重要な節目です。
3年目は、一般的に新車保証が切れるタイミングで、リセールも高めで売りやすい時期です。5年目は、パーツの劣化が始まり、次の車検で整備費用が増加する危険があります。7年目以降は、故障や交換部品が増え、維持費が高額になりやすいです。
このような節目は、乗り換えを検討するのに最もコストバランスの良い時期といえます。
年数・走行距離が大台に乗るタイミング
中古車市場では、年式10年・走行距離10万kmが1つの査定基準とされています。この大台を超えると査定額が大きく下がり、下取り価格や買取価格に明確な影響が出てきます。
特に、売却も視野に入れている場合、価値が大きく落ちる前に乗り換えることが得策です。
生活環境が変わったタイミング
結婚・出産・転勤・引っ越しなど、ライフスタイルの変化も車を見直す絶好の機会です。たとえば、通勤距離が伸びた場合は燃費重視のハイブリッドカー、子どもが生まれた場合はスライドドア付きのミニバンなど、用途に合った車種への切り替えが快適なカーライフにつながります。
また、運転頻度が下がった方は、コンパクトカーや軽自動車へのダウンサイジングもおすすめです。
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古い車から乗り換えるタイミングの見極め方
「そろそろ買い替え時かも…？」と思ったとき、判断基準が曖昧だと判断を先延ばしにすることが多いです。以下のような兆候が現れ始めたら、乗り換えるのがおすすめです。
- 走行中の振動・異音が目立つようになった
- 燃費が急激に悪化してきた
- 走行中にトラブルが出始めた
それぞれ詳しくみていきましょう。
走行中の振動・異音が目立つようになった
エンジンをかけたときや走行中に「カタカタ」「ゴトゴト」といった異音や、振動を感じるようになったら注意が必要です。これらの兆候があると、足回りの経年劣化や、ベアリング類の劣化が進行している可能性が高いです。
放置すると走行性能や安全性に影響を及ぼしますため、乗り換えがおすすめです。
燃費が急激に悪化してきた
エンジンの内部摩耗やセンサー不良、エアフロメーターの劣化などが原因で、燃費が明らかに悪くなることがあります。燃費が下がると燃料費が増えるだけでなく、根本的な修理に高額な費用がかかるでしょう。
また、エンジンの不具合を放置していると、燃費の悪化だけでなく、車が完全に動かなくなるというケースもあります。そのため、安全のためにも乗り換えるのがおすすめです。
走行中にトラブルが出始めた
アイドリングが不安定になる・突然エンストする・警告灯が頻繁に点灯するなどのトラブルは、車両の寿命が近づいているサインです。修理で一時的に乗り切れても、次々と不具合が発生する可能性が高く、整備費がかさむでしょう。
こうしたトラブルが連続するようであれば、思い切った乗り換えがおすすめです。
まとめ
この記事では、古い車に乗り続けることによるリスクを解説し、乗り換えに適したタイミングや見極め方のポイントも紹介しました。
古い車を長く乗り続けることは、愛着や経済的なメリットがある一方、整備費用の増加・故障リスクの上昇・燃費や安全性能の低下など、複数のデメリットも伴います。特に、10年以上経過した車や走行距離が10万kmを超えた車は、故障による思わぬ出費が発生します。
この記事を参考に、今の愛車を「乗り続けるべきか」「手放すべきか」を冷静に判断し、後悔のない選択をしてみてください。
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