傷だらけの車でも買取してもらえる？査定額への影響と高く売るコツ
車の買い替えを考えているときに、
「長年乗っていて車が傷だらけになってしまった」
「ぶつけて大きな凹みがあるけれど、直さずに売りたい」
愛車を手放す際、ボディの傷や凹みが原因で買取を断られたり、二束三文で買い叩かれたりしないかと不安に感じる方は少なくありません。
結論から言うと、傷だらけの車であっても問題なく買取してもらえます。 むしろ、自己判断で修理に出してから売ると、かえって損をしてしまうケースがほとんどです。
この記事では、傷だらけの車が売れる理由や、具体的な傷の程度による査定額の減額の目安、そして少しでも高く売るためのコツについて、プロの視点から詳しく解説します。
傷だらけの車を買取してもらいたいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
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| 店舗URL | 大阪本店 茨城石岡店 埼玉川口店 兵庫伊丹店 |
| 営業時間 | 10:00〜19:00 |
| 連絡先 | 【大阪本店】 050-1722-0393 LINEでのお問い合わせ 【茨城石岡店】 050-1722-6066 LINEでのお問い合わせ 【埼玉川口店】 050-1721-3939 LINEでのお問い合わせ 【兵庫伊丹店】 072-707-2665 LINEでのお問い合わせ |
| 特徴 | ・買取した車はレンタカーとして再利用 ・買取額に絶対的な自信 ・どんな状態の車でも買取 ・全国展開の「カルノリレンタカー」が運営 ・ユーザーから寄せられる口コミが日本で1番良い |
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傷だらけの車でも買取してもらえる？
「ボディがボコボコ」「擦り傷だらけ」といった状態でも、ほとんどの場合、買取は可能です。
大手買取店や中古車販売店では、日常使用でつく細かい洗車傷から、事故による大きな損傷がある車まで、幅広く取り扱っています。実際に、日本自動車査定協会（JAAI）の基準に基づき、傷の状態に応じた適正な「減額」が行われるだけで、「買取不可（0円）」になることは稀です。
ただし、エンジンの故障や水没などで自走できないレベルの「不動車」の場合は、一般的な中古車買取店ではなく、廃車買取専門業者の方が適している場合もあります。しかし、単に外装が傷んでいるだけであれば、自信を持って査定に出して問題ありません。
傷だらけの車でも買取してもらえる理由
なぜ、一見すると売り物にならないような傷だらけの車でも、業者は買い取ってくれるのでしょうか。主な理由は以下の3点です。
- 再販できるから
- 海外で需要があるから
- パーツに需要があるから
それぞれ詳しくみていきましょう。
再販できるから
買取業者の多くは、自社で整備工場を持っていたり、提携する板金塗装工場があったりします。
個人が修理を依頼すると高額な費用がかかりますが、業者は「原価（安価なコスト）」で修理が可能です。そのため、傷だらけの車を安く仕入れ、自社できれいに直してから中古車市場で再販することで、十分に利益を出せる仕組みが整っています。
海外で需要があるから
日本国内では「見た目がきれいな車」が好まれますが、海外市場では基準が異なります。
特に新興国などでは、外装の傷や凹みよりも「車としての機能（走る・曲がる・止まる）」や「日本車の耐久性」が重視されます。
多少ボロボロであっても、エンジンや足回りが丈夫な日本車は非常に人気が高く、高値で取引されています。そのため、国内では売れにくい状態の車でも、輸出用として積極的に買い取られるのです。
パーツに需要があるから
仮に修理が難しいほど激しい損傷がある車でも、分解すれば「使えるパーツ」がたくさん残っています。
ドア、ガラス、バンパー、エンジン、トランスミッションなどの部品を取り出し、中古パーツとして国内外に販売することができます。また、鉄やアルミといった金属資源としての価値もあるため、車という形をとどめていれば、価値がゼロになることはありません。
【傷の程度別】傷だらけの車はどれくらい買取価格に影響を与える？
それでは、具体的に傷の程度によってどれくらい査定額が下がるのでしょうか。 多くの中古車買取店は、一般財団法人日本自動車査定協会（JAAI）が定める「中古自動車査定基準」をベースに査定を行っています。
この基準では、傷の大きさに応じて「点数」が減点され、「1点＝約1,000円」として減額計算されるのが一般的です。
軽い傷の場合
磨けば消える程度の浅い傷（洗車傷など）や、1cm未満の極めて小さな傷は、査定基準において「無傷」とみなされることが多く、ほとんど減額されません。
- 目安：爪が引っかからない程度の浅い傷、1cm未満の小傷
- 減額：0円〜数千円
1cm以上であっても、カードサイズ（約9cm未満）程度の浅い擦り傷であれば、マイナス10点（約1万円減額）程度で済むケースが一般的です。
中程度の傷の場合
爪が引っかかる深い傷や下地が見えている傷は、再塗装が必要となるため減額幅が大きくなります。
- 目安：塗装が必要な深い傷、カードサイズ以上の傷
- 減額：1万円〜5万円程度
JAAIの基準では、A4サイズ（約21cm×30cm）未満の傷であれば、1.5万円〜3万円程度の減額となることが多いです。板金作業（へこみの修理）が必要な場合は、さらに2〜3万円ほど上乗せされる可能性があります。
重度の傷の場合
A4サイズを超える大きな傷や凹み、あるいはパネル（ドアやボンネットなど）の交換が必要な場合は、大幅な減額となります。
- 目安：パネル全体の傷、部品交換が必要な損傷
- 減額：5万円〜10万円以上
例えば、ドア1枚の交換が必要と判断された場合、車種によっては10万円以上のマイナスになることもあります。ただし、それでも「買取不可」になることは稀です。
【傷の部位別】傷だらけの車はどれくらい買取価格に影響を与える？
同じ大きさの傷でも、その傷が「どこにあるか」によって査定額への影響（減点数）は異なります。修理の難易度や、交換時の部品代が異なるためです。
フロント部分の場合
車の顔であるフロント部分は目立つため、厳しくチェックされます。 ただし、バンパー（特に角）の擦り傷は「よくあること」として扱われやすく、修理も比較的容易なため、小さな傷なら1〜2万円程度の減額で済むことが多いです。
一方、ボンネットは面積が広く目立つため、同じ傷でもバンパーより減額幅が大きくなる傾向（2万円〜3万円程度）があります。
サイドパネルの場合
ドアの傷は、板金塗装の範囲が広くなりやすいため注意が必要です。
特にドアの中央部分にある深い凹みは、内部の補強材（インパクトビーム）に干渉していると修理が難しく、「ドア交換」判定となり、10万円近い大幅減額になるリスクがあります。
逆に、フェンダーアーチ（タイヤ周り）の小さな擦り傷程度であれば、軽微な減額で済みます。
内装の場合
外装だけでなく、内装のダメージも査定に響きます。シートの破れやタバコの焦げ跡は、交換や特殊な補修が必要になるため、1箇所につき1万円〜数万円の減額対象です。
また、最も影響が大きいのが「異臭（タバコ、ペット）」です。JAAI基準では、著しい異臭がある場合、40点（約4万円）以上の減点となることがあり、傷以上に厳しい評価を受けることがあります。
ボディ表面の擦り傷や凹みに加えて、以下のような損傷も買取査定額に大きな影響を与えます。これらは修理コストが高額になったり、見た目の印象を著しく損ねたりするためです。
傷以上に車の買取額に影響のある損傷
ボディや下回りに大きな錆、腐食、亀裂といった損傷がある場合、通常の板金塗装では修復できず、パーツそのものの交換が必要になるため、買取査定額は大きく下がります。 特に、目に見えない車の裏側や内部が錆で傷んでいるケースもあります。これが安全性や走行性能（フレームの強度低下など）に関わると判断されれば、さらに大幅な減額要因となります。
修理や交換の痕跡については、「どこを修理・交換したのか」によって判断が分かれます。 タイヤやカーナビなどの消耗品・アクセサリーの交換であれば、基本的に交換したこと自体による減額はありません。
ただし、その取り付け作業が雑で、交換跡が目立っていたり、周辺のパネルを傷つけて車の見た目を損ねていたりする場合には、「傷」に近い扱いとなり、査定額が下がる可能性があります。
買取査定額には影響のない傷
すべての傷が減額対象になるわけではありません。日本自動車査定協会の基準においても、特定の範囲内の軽微な傷は「無傷」とみなされ、査定額に影響しない（減点されない）場合があります。
- 極小の傷：1cm未満の傷は、基本的に減点対象になりません。
- 磨けば消える傷：爪が引っかからない浅い擦り傷や洗車傷、ドアノブ周辺のひっかき傷などは、コンパウンド（研磨剤）で磨けば修復可能と判断され、不問にされることが多いです。
- 飛び石：高速道路走行などでつくバンパーやボンネットの微細な点状の塗装剥げも、数個程度であれば通常の走行による劣化とみなされ、減額されないことが一般的です。
これらの傷に対して、市販のタッチペンなどで下手に補修しようとすると、かえって目立ってしまい減額対象になることもあるため、そのままにしておくのが賢明です。
傷だらけの車は査定に出す前に修理に出した方が買取価格が高い？
「きれいに直してから売った方が高く売れるのでは？」と考えるのが人情ですが、査定前の修理はおすすめしません。そのまま売るのが正解です。
なぜなら、修理にかかる費用が、査定額のアップ分を上回ってしまうことがほとんどだからです。 例えば、バンパーの傷を直すのに板金工場で3万円かかったとします。しかし、きれいになったことで査定額がアップするのは、JAAI基準の点数換算で言えば1万円〜1.5万円程度に留まることが多いです。結果として、差額の1.5万円〜2万円を損してしまう計算になります。
買取業者は自社工場や提携工場を持っており、一般ユーザーよりも圧倒的に安く（原価で）修理できます。「直さずにそのまま査定」が、経済的に最も合理的な選択です。
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傷だらけの車を高く買取してもらう方法
傷や凹みがある車でも、少しの工夫で査定額を上げたり、減額幅を最小限に抑えたりすることは可能です。ここでは3つのポイントを紹介します。
- 車を綺麗にしておく
- 修復歴は隠さないようにする
- 複数の業者に見積もりを依頼する
車を綺麗にしておく
傷を消すことはできませんが、洗車と車内清掃は徹底して行いましょう。
車が泥だらけだったり、車内がゴミで散らかっていたりすると、査定士は「日頃からメンテナンスをしていない＝目に見えない不具合があるかもしれない」というネガティブな印象を持ちます。
逆に、傷があってもボディが洗車され、車内が清掃されていれば、「車を大切に扱ってきたオーナーだ」という信頼感（プラス査定の要素）につながり、際どい評価の場面で有利に働く可能性があります。
修復歴は隠さないようにする
過去に大きな事故をして修復歴がある場合や、目に見えない不具合がある場合は、正直に申告することが重要です。
「黙っていればバレない」と思うかもしれませんが、プロの査定士は塗装の波打ちやボルトの回し傷などから修復歴を見抜きます。 嘘がバレると査定士の不信感を買い、より厳しくチェックされる原因になります。
また、売却後に修復歴が発覚すると、「契約不適合責任」を問われ、損害賠償請求や契約解除といった重大なトラブルに発展するリスクがあります。正直に伝えることが、結果としてトラブルなくスムーズに売却するための鉄則です。
複数の業者に見積もりを依頼する
1社だけで即決せず、複数の買取業者（3社以上推奨）に査定を依頼しましょう。
傷の評価基準は業者によって微妙に異なります。「A社では5万円減額と言われたが、B社では自社工場があるから3万円減額で済んだ」というケースは珍しくありません。また、海外への輸出ルートを持つ業者であれば、国内では廃車同然の傷だらけの車でも、部品取りや輸出用として高値を付けてくれる可能性があります。
競合させることで、「他店より高く買います」という競争心理が働き、傷によるマイナス分をカバーできることもあります。
買取査定後に傷・凹みをつけてしまったらどうすれば良い？
査定を受けて金額が確定した後、車を引き渡すまでの間にうっかり傷をつけてしまった場合は、すぐに買取業者へ連絡してください。
「バレないかもしれない」と黙って引き渡すのは絶対にNGです。引き渡し後の再査定（入庫チェック）で発覚します。 正直に「引き渡し前に擦ってしまった」と相談すれば、軽微な傷であれば「そのままで大丈夫です」と許容してもらえることもあります。
また、減額になる場合でも、隠していた場合より心証が良く、最小限の調整で済むよう配慮してくれることが多いです。信頼関係を保つことが、無用なペナルティを避ける鍵となります。
まとめ
傷だらけの車であっても、自己判断で廃車にしたり、無理に修理したりする必要はありません。
- 傷だらけでも買取は可能：業者は安く直して再販したり、海外へ輸出したりできるため、傷があっても値段はつく
- 修理しない：直してから売ると修理費で損をするため、そのまま査定に出すのが鉄則
- 正直に申告：修復歴や傷は隠さず伝えることで、減額トラブルを防げる
- 比較する：傷のマイナスをカバーするため、複数の業者で査定額を比較する
「こんなボロボロの車、見せるのが恥ずかしい」と遠慮せず、まずはそのままの状態で査定に出してみましょう。思わぬ価値が認められ、現金化できる可能性は十分にあります。
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