古い車は売れる?10年・15年落ちの買取相場と損しない売却先の選び方

「古い車だから売却しても値がつかない」と思い込んで、廃車費用を払おうとしていませんか。実は、年式が古く走行距離が長い車であっても、適切な売却先さえ選べば、まとまった金額で買い取ってもらえるケースが非常に増えています。昨今は世界的な中古車不足や、部品のリサイクル需要の高まりにより、以前は「価値がない」とされた車両にも注目が集まっています。

ただ、

どうして古い車でも買取してもらえるの?
どこで古い車を買取してもらえるの?

と悩んでいる方も多いです。

この記事では、古い車に値がつく具体的な理由や15年・20年落ちの相場、高く売るための業者の選び方を詳しく解説します。

古い車を売却したいと考えている方は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

目次

古い車でも売却できる理由

古い車であっても、日本国内の物差しとは異なる多様な需要があるため、売却は十分に可能です。日本では「10年10万km」がひとつの買い替え時とされていますが、これはあくまで日本国内の心理的な目安に過ぎません。

世界的に見れば、日本車は「非常に丈夫で長く乗れる車」として高く評価されており、走行距離が延びていても、その車にはまだ十分に活用できる価値が残っています。

ここからは、古い車でも売却できる理由について詳しく解説していきます。

海外輸出需要があるから

日本車は耐久性が高く、整備環境が十分に整っていない国々から、圧倒的な信頼を獲得しています。特に東南アジアやアフリカ、中東などでは、20万kmや30万kmを超えた車両でも、現役の移動手段として日々活用されています。

日本では買い手がつきにくい「マニュアル車」や、ディーゼルエンジンを搭載した「商用車」などは、構造がシンプルで修理がしやすいため、海外では特に人気です。国内向けの販売ルートしか持たない店舗では価値がゼロに近い車でも、海外への輸出に強い業者であれば、驚くような価格で売却可能です。

部品・パーツの再利用価値があるから

車としての役目を終え、走行を続けることが難しくなった車両でも、中身を細かく見ていけば価値のある部品がたくさん眠っています。エンジンやトランスミッション、ドアパネル、オーディオなどの電装パーツは、修理用のリサイクルパーツとして再び市場に流通します。

特に、すでに生産が終了したモデルを大切に乗り続けているオーナーにとって、中古パーツは欠かせない存在です。たとえ事故で外装が傷んでいても、中の機械が正常であれば、部品取り用の車両としてしっかりと査定価格がつきます。

鉄・資源としての価値があるから

どんなに故障が激しく、もはや動かすことさえできない車であっても、最終的には「鉄」や「アルミ」などの金属資源としての価値が残ります。車体の大部分はリサイクル可能な金属でできており、スクラップとしての市場価値が常に存在するためです。

さらに、排ガスを浄化する「触媒」という部品には、プラチナやパラジウムといった希少な貴金属が含まれており、これらも高値で取引されます。廃車買取を専門とする業者であれば、こうした資源に価値を見出して買取価格を提示してくれるため、処分費用を請求されるどころか、買取価格がつくことが一般的です。

さらに、昨今の円安は、古い車を売る側にとって大きな追い風となっています。海外のバイヤーから見れば、日本の中古車を安く買える状況にあるため、輸出業者の買取意欲が非常に高まっているからです。

以前なら「引き取り無料」が精一杯だった車両でも、数万円のプラス査定がつくケースが珍しくありません。

古い車が売れない理由

残念ながら、すべての古い車が「中古車」として高く売れるわけではありません。売却先や、その車の状態によっては、査定額がつかなかったり、反対に手数料を求められたりすることもあります。古い車が売却できない条件は下記のとおりです。

  • 不動車・大破車など走行不能な状態
  • 年式・走行距離が基準を大きく超えている
  • ディーラー下取り・一般中古車店で売ろうとしている

どのような場合に「売れない」と判断されてしまうのか、その基準を把握しておきましょう。

不動車・大破車など走行不能な状態

エンジンが完全に壊れている、事故で車体の骨格(フレーム)が大きく歪んでいる、あるいは水没して電装系が全滅しているといった車両は、一般的な中古車店では敬遠されます。一般的な中古車店は「安く仕入れて、そのまま転売する」のがビジネスモデルのため、多額の修理費がかかる車は赤字になってしまうからです。

ただし、これはあくまで「中古車として販売する店舗」の話です。解体設備を持つ廃車専門店であれば、レッカー車の手配を含めて無料で対応し、資源として買い取ってくれることが多いです。

年式・走行距離が基準を大きく超えている

一般的に、15年以上が経過した車や、走行距離が15万kmを超えている車は、国内のオークション市場での価値が急落します。日本の消費者の多くは「古い車は故障が怖い」と考えるため、販売店も在庫として抱えるリスクを避けたがります。

特に、新車登録から13年を過ぎると自動車税や重量税が重くなるという日本の税制度も、古い車が国内で再販されにくくなる大きな原因のひとつとなっています。このような車は、国内向けの中古車店よりも、海外輸出を得意とする業者に査定を依頼するのがおすすめです。

ディーラー下取り・一般中古車店で売ろうとしている

古い車を売る際、最も損をしやすいのがディーラーに下取りしてもらうことです。ディーラーの本業はあくまで新車の販売であり、古い車を海外へ送ったり、バラバラにしてパーツとして売ったりするルートを自社で持っていないからです。

同様に、在庫の回転率を重視する一般的な中古車店も、古い車を「場所を取るだけの在庫」と見なすことがあります。「古いので価値はありません」と言われても、それはその店舗の商売に合わないというだけで、車そのものに価値がないわけではありません。そのため、別の場所で査定してもらうと価格がつくことがあります。

古い車の買取相場

古い車の相場は、年数だけでなく、その時の金属相場や海外での人気に大きく左右されます。

大まかな買取相場をまとめたので、古い車を売却しようと考えている方は、参考にしてください。

15年落ち車買取相場

15年落ち(2011年前後のモデル)の場合、一般的なコンパクトカーやセダンであれば、買取相場は数万円〜10万円前後です。

しかし、ランドクルーザーやハイエース、ジムニーといった、輸出需要が極めて高い車種であれば、15年落ちでも数10万円を超える査定が出ることもあります。

軽自動車の場合は、状態が良くても3万円〜5万円程度に収まることが多いですが、雪国で需要のある4WD仕様などは、もう少し高値で取引される傾向にあります。

20年落ち車買取相場

20年落ち(2006年前後のモデル)になると、国内で「中古車」としての価値は、ほぼ底0になります。この場合の査定額は、主に「鉄の重さ+還付される税金(自動車税など)」の合計となり、普通車で3万円〜7万円、軽自動車で数千円〜2万円程度が最低ラインとなります。

一方、スカイラインGT-Rやスープラといった一部のスポーツカーや希少車は別格です。

これらは世界中にコレクターがいるため、20年落ちであっても新車時を遥かに超えるプレミア価格がつく特殊な市場が存在します。

車種タイプ15年落ち相場目安20年落ち相場目安
一般セダン・コンパクト3万円〜8万円1万円〜5万円
軽自動車1万円〜5万円0円〜2万円
輸出人気SUV(ランクル等)80万円〜200万円50万円〜150万円
希少スポーツカー500万円〜応相談1000万円〜応相談

最近の「車中泊・キャンプブーム」により、古い年式のワンボックスカーやクロカンタイプのSUVが人気を博しています。20年経っていても、内装が清潔だったり、人気のカスタムが施されていたりすると、マニア向けの市場で予想以上の高値がつくケースが増えています。

古い車を高く売るコツ

「もう古いから」と諦めて、業者の言い値をそのまま受け入れるのは非常にもったいないです。ほんの少しの準備と工夫をするだけで、高く買取してもらうことができます。

ここからは、古い車を高く売るコツについて解説していきます。

売却先を1つに決めない

古い車の評価基準は、業者が持つ「販路」によって異なります。国内販売がメインの店では「過走行車」として0円の査定でも、海外輸出に強い業者なら「現役車両」として数万円の値をつけることがあります。さらに、解体施設を持つ業者なら、純粋に「資源」として評価してくれるため、他店で断られた車でも現金化が可能です。

必ず「中古車買取店」と「廃車専門店」の両方に査定を依頼してください。それぞれの業者は得意分野が異なるため、見積もりを比較するだけで、最終的な手残り金額が数万円単位で変わることも珍しくありません。一箇所で決めてしまわず、複数の視点で愛車を評価してもらうことが、損をしないための鉄則です。

修理はせず最低限の清掃だけ行う

査定額を上げようと、わざわざ自費で傷を直したり、車検を通したりする必要はありません。古い車の場合、修理にかかった費用以上に査定額が上がることはまずないからです。

それよりも、車内のゴミを捨て、洗車をしておくなどの「丁寧に乗られてきた」と感じさせる最低限の清掃の方が、査定士の印象を良くし、交渉をスムーズにします。

相場を把握してから査定に出す

事前にインターネットなどで自分の車の「大まかな相場」を調べておきましょう。特に、自動車税の「還付金」が査定額に含まれているのか、それとは別に受け取れるのかを確認しておくことが重要です。最低限の知識があることを示すだけで、強引な安値での買い叩きを防ぐことができます。

古い車の売却に関するよくある質問

古い車の処分に不安を感じている方からよくいただく質問をまとめました。

15年落ち・20年落ちの車でも売却できますか?

はい、十分売れる可能性があります。15年から20年経った車でも、海外での需要やパーツとしての価値は残っているためです。ディーラーで「処分費用がかかる」と言われたような車両でも、廃車専門店なら数万円の値を付けてくれることがよくあります。

不動車でも売却できますか?

エンジンの故障や事故で動かなくなった車でも、売却は可能です。多くの廃車買取業者は、動かない車を運ぶためのレッカー車を無料で手配してくれます。車体の金属資源や、生きている部品を再利用できるため、動かないという理由だけで価値がゼロになることはありません。

買取と廃車ならどちらがお得ですか?

一般的に、国内で中古車として再販できそうな状態なら「買取店」、過走行や年式が極端に古い場合は「廃車専門店」がお得になる傾向があります。迷ったときは、両方の業者に見積もりを依頼し、税金の「還付金」まで含めた最終的な受取金額で比較することをおすすめします。

まとめ

「古い車=売れない」という常識は、今や過去のものです。たとえ走行距離が10万km、20万kmを超えていても、あるいは20年以上前のモデルであっても、その車を必要としている市場は国内外に必ず存在します。

  • 海外輸出やパーツ再利用という道があるからこそ、古くても価値は残る。
  • ディーラー下取りだけに頼らず、複数の専門業者を比較する。
  • 税金の還付など、手元に残るお金の仕組みを正しく理解する。

愛車がどのような価値を持っているのかを知ることは、次の車への買い替えを有利に進めるための第一歩です。まずは無料の査定サービスを利用して、あなたの車に隠された価値を確かめてみてください。

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この記事を書いた人

勇 翔太のアバター 勇 翔太 クルマ買取カルノリ 代表

クルマ買取カルノリ代表の勇(いさみ)と申します。クルマ買取カルノリは格安長期レンタカー会社、カルノリレンタカーが運営する買取専門サービスです。カルノリレンタカーは創業以来、全国に店舗を拡大してきました。そして、レンタカービジネスを通じて『車買取』の重要性を実感し『クルマ買取カルノリ』をスタートさせることになりました。『買取』は『仕入れ』そのものです。『仕入れ』はお客さまへの『価値提供』にダイレクトに繋がります。クルマ買取カルノリを通じて、より一層お客さま満足度の追求をおこなっていきます。当ブログでは、皆さまが愛車を1円でも高く売るための秘訣、売却する際に知っておいた方がいいポイントなどについて紹介いたします。

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