車は一般的に10〜15年が買い替えの目安といわれますが、
「15年乗った車は本当に寿命？」
「まだ乗れるのに買い替えるべき？」
と迷う方も多いのではないでしょうか。
実際には、車の状態・走行距離・維持費・安全性能など、複数の観点からの判断が必要です。
そこでこの記事では、車は15年乗ったら本当に買い替えのタイミングなのかを解説します。買い替えのタイミングといわれる理由や、判断の基準となるポイントも併せて紹介します。この記事を読めば、自分の車を買い替えるべきか判断しやすくなるので、迷っている方は参考にしてみてください。
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| 店舗URL | 大阪本店 茨城石岡店 埼玉川口店 兵庫伊丹店 |
| 営業時間 | 10:00〜19:00 |
| 連絡先 | 【大阪本店】 050-1722-0393 LINEでのお問い合わせ 【茨城石岡店】 050-1722-6066 LINEでのお問い合わせ 【埼玉川口店】 050-1721-3939 LINEでのお問い合わせ 【兵庫伊丹店】 072-707-2665 LINEでのお問い合わせ |
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初度登録から15年経過した車は買い替えるべき？
結論として、初度登録から15年経過した車は「買い替えを検討すべきタイミング」に該当します。
理由は、経年劣化による故障リスク・安全性能の低下・維持費の上昇が顕著になる時期だからです。15年で必ず寿命を迎えるわけではなく、丁寧なメンテナンスを行っていれば20年近く乗れることもあります。
しかし、総合的に見ると15年前後は故障や修理が増え、車検・税金などの負担も重くなりやすいタイミングです。安心して乗り続けたい場合、買い替えを前向きに検討して良い時期といえます。
15年乗った車が買い替えのタイミングといわれる理由
15年が買い替えの目安とされるのは、車の構造・性能・市場価値が大きく変化する節目だからです。ここでは5つの主な理由を解説します。
経年劣化が進んでいるから
15年を超えると、エンジン・ラジエーター・足回り・ゴム類など、車の主要部品に経年劣化が蓄積されます。劣化は走行距離だけでなく「年数」にも比例する部分が多く、外装は問題なく見えていても内部では疲労が進んでいるケースが少なくありません。
特に、ゴムホースの硬化・電装系トラブル・サスペンションのヘタりは10年以上を境に一気に増える傾向にあります。経年劣化は避けられない自然現象であり、15年はその症状が顕著になり始める時期といえるでしょう。
修理費用が増加するから
車は10年を過ぎると修理頻度が増え、15年を超えると「大掛かりな修理」が必要になることも珍しくありません。
例えば、エアコンコンプレッサーやオルタネーターなどの高額部品が故障しやすくなり、修理代は10万円を超えることもあります。また、年式の古い車は交換部品の在庫が減るため、部品代が高騰したり修理期間が長引いたりするリスクもあります。
15年になると、年間の維持費のうち修理代が大きな割合を占めることが多く、「修理するより買い替えた方が安い」状況が増えていきます。
新しい車は安全性能が向上しているから
近年の車は、衝突被害軽減ブレーキや誤発進抑制、レーンキープアシストなど、高度な安全装備が標準搭載されています。一方、15年前の車はこれらの先進安全技術が搭載されていないか、性能が大きく劣ります。そのため、同じ運転状況でも事故リスクに差が生じやすく、安全面では最新車が圧倒的に優れています。
家族を乗せる機会が多い人、夜間走行が多い人ほど安全性能の違いは重要です。「安全性のアップデートができない」点も、15年が買い替えの目安といわれる理由の1つです。
燃費が悪化するから
車は年数が経つほど燃費性能が落ちていきます。エンジン内部の摩耗・センサーの劣化・タイヤ・足回りの疲労などが影響します。そのため、15年経過時にはカタログ燃費より大幅に悪化するケースも珍しくありません。
燃費悪化はガソリン代の負担増に直結するため、年間で見れば大きなコスト差になります。ハイブリッド車や最新エンジンと比較すると、燃費格差はさらに開きます。
下取り価格が低下するから
車は年式が古くなるほど下取り・買取価格が急激に下がります。10年を超えると価値が落ち始め、15年を過ぎると値段がつかないケースも増えます。
15年のタイミングは「ギリギリ市場価値が残っている時期」であり、買い替えを検討するうえで重要なポイントです。これより古くなると廃車扱いになる可能性が高く、売却益を期待するなら早めの判断が有利です。
年数の経った車に乗り続けるリスクについてさらに詳しく知りたい方には、以下の記事もおすすめです。
15年乗った車の維持費はどれくらい上がる？
15年を超えると、税金・修理代・燃費など複数の維持費が上昇しやすくなります。ここでは、主な費用項目がどの程度増えるのか解説します。
税金
15年を超える車は、自動車税・軽自動車税が割り増しになる制度が適用されます。
いわゆる「旧車割増」で、ガソリン車は初度登録から13年超で通常税額に約15％上乗せされます。重量税も13年・18年を境に段階的に増額されるため、15年目の車はすでに税負担が重くなっているタイミングです。
メンテナンス費用
15年経つと修理や部品交換の頻度が高まり、メンテナンス費用は年々大きくなります。定期交換が必要な消耗品（バッテリー・タイヤ・ブレーキパッドなど）に加え、エンジンマウントやラジエーター、電装系など高額部品の故障リスクも増えます。
さらに、古い車は純正部品の供給が減るため、特注対応や中古部品の利用で費用が高くなるケースも多いです。結果として、年間10万円以上の修理費が発生することも珍しくありません。
15年乗った車と新車の維持費比較
15年落ちの車と新車では、維持費に大きな差が生まれます。例えば、燃費性能の差だけでも年間数万円の違いが生じることがあります。以下は維持費の比較イメージです。
| 項目 | 15年落ちの車 | 新車 |
| 燃費 | 悪化しやすい | 最新性能で良好 |
| 税金 | 旧車割増で増額 | エコカー減税など優遇あり |
| 修理費 | 高額修理が増える | 保証期間内なら抑えられる |
| 買取価格 | ほぼゼロ〜低価格 | 高く売れやすい |
旧車割増の税金増、修理費の発生確率の高さなどを加味すると、新車の方が総合的な維持費が低くなるケースもあります。
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15年乗った車は本当に買い替えるべき？判断基準を紹介
15年という年数はあくまで目安であり、「今すぐ買い替えるべき車」と「まだ乗れる車」にわかれます。ここでは、走行距離・故障リスク・維持費・安全性といった複数の観点から、買い替え判断の基準を整理します。
走行距離の判断基準
走行距離は車の寿命を判断する重要な指標です。一般的に10万kmを超えると故障リスクが高まり、15万km〜20万kmになるとエンジンやミッションなど高額修理が必要となる可能性が増します。
15年乗っていても走行距離が5万km程度であれば、メンテナンス次第で乗り続けられる場合もあります。逆に、年式が比較的新しくても走行距離が極端に多い車は寿命が短くなる傾向にあります。「年数」と「距離」の両方を見て判断することが重要です。
故障リスクの判断基準
15年を超える車では、故障リスクが明確に高まります。エンジンオイル漏れ・電装系トラブル・水回りの故障などは典型的な症状です。
過去に同じ部品が繰り返し故障している場合、今後も修理が必要になる可能性は高くなります。また、修理履歴が多い車は、予期せぬトラブルの発生リスクも高まります。総額が10万円を超える修理が複数回続くようなら、買い替えを検討するタイミングといえるでしょう。
税金・維持費の判断基準
15年を迎える車は自動車税・重量税の増額が適用され、燃費悪化や修理の増加により年間の維持費が高くなりがちです。特に、旧車割増による税負担は無視できません。
毎年の維持費が新車との差額より大きいと判断した場合、買い替えで長期的な節約が期待できます。逆に、年間走行距離が少なく、税金増額による負担が軽微であれば、そのまま乗り続ける選択肢も自然です。
安全面の判断基準
安全性は最も重要な判断ポイントです。15年前の車は、衝突被害軽減ブレーキ・レーンキープアシスト・歩行者検知などの先進安全技術が搭載されていない、または性能が大きく劣ります。
家族を乗せる機会が多い方、長距離運転が多い方、夜間走行が多い方は、安全性能の不利が大きいため買い替えの優先度が高まります。車自体は走行できても、「安全面で損をしている」ケースが非常に多い点に注意が必要です。
車の買い替えにおすすめの時期や買い替えの流れに関してさらに詳しく知りたい方には、以下の記事もおすすめです。
15年乗った車を買い替える方法
買い替えを検討する際には、どの方法で車を手放すかも重要です。ここではディーラー下取り・廃車買取・車買取専門店の3パターンを紹介します。
ディーラーで下取りしてもらう
ディーラー下取りは最も手続きが簡単で、乗り換えがスムーズに進む方法です。車の引き渡しから新車納車までを同じ窓口で完結できるため、時間を確保しづらい人に向いています。
ただし、下取り価格は市場相場より低く設定される傾向にあります。年式が古い車は「値段がつかない」判断をされる場合もあるため、相場比較をせず即決するのは避けた方が安心です。
廃車専門業者に買取してもらう
15年以上経過した車のなかには、ディーラーで下取り不可といわれるケースもあります。その場合は、廃車専門業者に依頼すると、動かなくなった車でも価値をつけてもらえることがあります。
パーツ再利用・鉄資源としての価値があるため、廃車寸前でも数万円の買取が期待できることが特徴です。レッカー費用や廃車手数料が無料の業者も多いため、諦める前に査定を依頼する価値があります。
車買取業者に買取してもらう
15年乗った車でも、車買取専門業者であればディーラー下取りより高値がつくケースは多くあります。
古い車に強い業者では、輸出向け需要や部品価値を加味した査定が行われるため、ディーラー査定より数万円〜数十万円高く売れるケースも少なくありません。より高い金額を狙うなら、複数の買取店で査定を取り、条件の良い業者を選ぶのが最も効率的な方法です。
車の買い替え前の準備については、以下の記事も参考にしてみてください。
まとめ
この記事では、車は15年乗ったら買い替えのタイミングといわれるのは本当なのか、買い替えの判断基準と併せて解説しました。
15年を迎えた車は経年劣化や故障リスクが高まり、維持費や安全性の面でも注意が必要です。一方で、走行距離や車の状態によっては、まだ乗り続けられるケースもあります。
この記事を参考に、走行距離・維持費・安全性能・市場価値などを踏まえ、自分にとって最適な買い替えタイミングを見極めましょう。
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